星活 涙活

バレンタイン前夜の夜、仕事が終わってから長野県にある女神湖へ行きました。

雪が見たい。

ただそれだけの理由で、日帰りドライブです。

到着したのは0時をまわった頃。気温マイナス14度。積もった雪は降ったばかりでもないのに凍ってさらさらで新雪のようでした。

女神湖の周りにはほぼ該当がなく、目の悪い私はほぼ暗闇。しかし、空を見上げると満天の星空が広がっていました。

東京の家ではオリオン座がたまに見える程度だけど、そこにははっきりとした北斗七星。よくね、悩んでいるときとか星空を見上げたり、海を見たり、自然に触れると

「あー何でこんなちっぽけなことで悩んでるんだろ」

って思うなんて言うけど、私は星空に愕然としてしまって声が出なかった。

ちょっとだけ、このままここにいたい、星になりたいと思ってしまった。絶対に危険なんだけど。

翌日。普段淀んだところにいるせいか、自然と調和ができず風邪を引きました。ベッドの中で星空のこと、今までのこと、これからのことを、色々考えていたら涙がこぼれて来て止まらなくなりました。

この数年、ずっと気を張ってきたのが星空によって開放されたのかも知れない。

何かが吹っ切れたとかは全くないし、泣き終わってもまだまだうじうじした自分なのだけど、もう少しだけ走れそうな気がした。

やっぱ、自然のパワーってすごいな。