ひとり時間

ひとり時間大好き。アラフォー女のブログです。

妄想ミステリー

大沢在昌著、ブラックチェンバー (角川文庫)を読了。

私は警察モノのミステリーが大好きです。その理由は妄想しやすいから。

実際に起こった事件や事故を元に書かれていることが多い、警察モノは描かれている以上に鮮明に情景を思い浮かべることが出来て、現実と空想を気持ちよく行ったり来たりできるのです。

 ブラックチェンバーは元警察官のお話。

内容紹介

警視庁の河合はロシアマフィアを内偵中に拉致されるが、殺される寸前“ブラックチェンバー”と名乗る組織に救われた。この組織は国際的な犯罪組織に打撃を与える一方で、奪ったブラックマネーを資金源にしているという。スカウトされた河合はブラックチェンバーに加わることを決意。その河合たちの前に人類を崩壊に導くおそるべき犯罪計画が姿を現す―。進化し続ける国際犯罪の実態をえぐり出す、クライムサスペンス巨編。

元警察官、それも組織犯罪を担当する知り合いなんていないから、安定した公務員を辞める人は正義の裏組織に入るのかも?女性工作員かっこいいなーなんて、不謹慎なことを思いながら読みました。

後味はよくない作品ですが、それがまたリアル。

これからも、いっぱい妄想させてくれる作品に出会えますように。

ブラックチェンバー (角川文庫)

ブラックチェンバー (角川文庫)